森元会長の失言
まだ皆さんの記憶に新しいと思いますが、森元会長の発言が大きく取り上げられました。
『女性が入ると会議に時間がかかりすぎる』などと発言し、SNS上などで炎上、森氏は謝罪するも辞任に追い込まれました。
この報道を聞いただけだと、「昭和の古い価値観を今だに持っているんだな」っと思われた方も多いと思います。
しかし、この報道の裏で何が行われていたのか?そちらを解説していきます。
発言の報道によって隠されたこと
ウィグル自治区で虐殺が行われているというニュースをご存知でしょうか?
あまり日本のメディアでは報じられていない内容ではあります。
この内容は世界中で今でも問題視されている報道です。
中国はこれを否定しています。
今までの中国ではこのような報道があっても、他国には関係ない的な態度をとっていましたが、今回は少し違います。
ウィグル人虐殺を報道したBBC (イギリスのメディア)を中国のテレビから廃止する動きを見せています。
なぜ、今回中国はこのような火消しに走っているのでしょうか?
2022年には北京オリンピックが予定されています。
オリンピック開催地としてこのような人権問題が行われているのは、開催が危ぶまれます。
実際、『北京オリンピックをさせるな』と、署名が集められています。
先日ではアメリカが『北京オリンピックをボイコットする』などと発言をしています。
(実際にボイコットをするかは分かりませんが…)
では、このようなことが日本とどのような関係があるのか?
ウィグル問題と日本
日本政府、マスコミはこの問題を扱いたくないのです。
日本の上層部は親中派が多いです。その中国を批判するようは事は発言したくはないのです。
昨年この問題が起きた時も、アメリカやヨーロッパでは厳しい発言をしていましたが、日本では柔らかな受け答えにとどまっていました。
マスコミはなぜ報道しないのか?
各メディアの株主は外国資本(特に中国)が多く入っています。
先日フジテレビを傘下に持つ、フジ、メディア・HDの外資規制の問題がニュースで取り上げられましたが、他のメディアも外資の比率は非常に大きいです。(日本テレビ、TBS、テレビ朝日、電通など)
なぜ、ウィグル問題が報道されないか、お分かりいただけると思います。
森氏の発言や、アメリカでの黒人殺人など、特定の人権問題はすごく問題になるのに、ウィグル問題は取り上げられないのか?
そこには、お金や政治的な思惑が隠れていたのです。
まだある報道の裏
森氏のニュースで利害が一致するものが他にもいます、それはIOCとアメリカです。
IOCは森元総理に『とりあえず謝罪して、心入れ替えて頑張りましょう』と、特に批判的な姿勢ではありませんでした。しかし、途中から『ケジメをつけなさい』と、態度が代わりました。
アメリカもオリンピックの最大スポンサーのNBCも『森さん辞めるべきだ』と発言しました。
IOCとアメリカはなぜ足並みを揃えたのか?
東京オリンピック開催のハードルは、現在非常に高くなっており、開催中止するべきだ、と言う声も上がる状態です。しかし、中止にしますとは言えないのです。なぜなのか?
IOCとJOC中止を宣言した方が違約金を払うことになっているからなのです。その額は2000億円と言われています。
もし、JOCが中止を宣言すれば、私たちの税金で2000億円が支払われることになるのです。
なので菅総理もひたすらオリンピックは開催すると発言しているのです。
森氏には交渉力があり、IOCとも渡り合えるほどでした。なので、IOCとしては森氏を引き摺り下ろしたかったのです。
まとめ
メディアは株主やスポンサー、政治的な思惑により報道内容は左右されます。
ちなみに国民のマスコミ信頼度は日本は世界一です。
それだけマスコミを信用している日本において報道されない事実を知る事は難しいかもしれません。
ニュースは報道内容も大切ですが、もっと大切なのは、何を報道しなかったのか?になります。
コロナ禍でオリンピックが開催されるかは分かりませんが、開催の裏ではこのようなことが行われているという事を知っていただければと思います。